2011年11月30日水曜日

近水園(おみずえん)

昨日 所要があり岡山市足守に行った
近くにある近水園の紅葉が見ごろと報じられていたので立ち寄った

近水園というのは足守藩主木下家の庭園です
上の写真は庭園入口です




吟風閣




「牡丹花は咲き定まりて静かなり
花の占めたる位置のたしかさ」

この歌は中学校の教科書にあった なぜか今だに覚えている
明治維新がなかったら利玄は足守藩の殿さまになっていたと
近くにある「利玄記念館」を3年前に訪れた時
学芸員から聞きました


さざんかの大木






2011年11月29日火曜日

大豆の収穫

昨日は大豆を三種ハウスに取り込んだ
白大豆 青大豆(あおにぶ) 黒大豆です

引き抜いて圃場に置いていたので雨に遭い
外観が少し悪くなってしまった

白大豆と青大豆は自家用で余れば販売するが
黒大豆は販売するほうが多い

白は味噌と豆腐を作り 青はキナコや豆もち
豆腐を作ると薄緑色の綺麗な豆腐になります

黒は年中煮豆をしており「おせち」だけではありません
大豆は「畑の肉」と言われる程タンパク質脂肪が多い

豆食べて元気 「マメに働くように」と正月のおせちの
一品に加えられたのでしょう

2011年11月28日月曜日

種なし柚子

真ん中は やや小ぶりのユズ
その周りは「種なし柚子」で 品種は「多田錦」です

ご覧のように全く種子がありません
しかも 果肉は一杯詰まっていて果汁はレモン並み

我が家ではスダチやレモンよりも重宝しています
焼き魚には この種なし柚子を使います
毎年たくさん成るので果汁を搾って冷蔵庫で保存しています

これからは 水炊きをする時ポン酢として使います
また寿司酢として使うと香り豊かな寿司になります

家庭果樹としてお勧めの一本です

2011年11月27日日曜日

漬けもの用大根

今年は秋から冬にかけて気温が高く雨が多かった
まだ小さいと思っていた漬けもの用大根が大きくなり過ぎていた

この大根は漬物専用種でタキイの「白秋大根」です
青首大根と違って細めで青い部分がありません

大きいものは50cm 生食用大根の1.5倍もある
これでは育ち過ぎ 来年はもっと早く収穫するか狭く蒔こう

大中(L M)に選別(Sは無い)して洗い2本を束ねて天日干し
Lは千切り大根にしたり縦に包丁を入れて干し大根にしよう

沢庵漬けは来年3月までに食べ終わるもの 梅雨まで 夏越しと
3種類を作る 干し具合と塩の量がそれぞれに違う

それぞれ特徴のある味に仕上がる
好き好きがあるが私は夏越しして乳酸発酵したものが一番美味しい

腐敗させずに乳酸発酵させるためには細心の注意がいる
それに「コバエ」が産卵しないように土蔵の中など真っ暗い場所が必要

夏越しした沢庵を奈良漬けすると格段に美味しくなる
新年になると「奈良漬け沢庵」が食べられるようになる

2011年11月26日土曜日

籾乾燥機

30年前に買った乾燥機が2~3年前から異音がするようになった
農機具店に行くと新古品があった

昨年購入した人が事情があって返品したもので
安くしてもらえたので購入することにした

いままでの乾燥機は作業を請け負ってミニライスセンターをしていた
だから30年と言っても我が家の100年分以上に使っていた

当たり前のことですがデジタル化でオートマチックです
私のすることは「モミ」を入れるだけ

籾摺り 米の選別 計量もオートマチック
私のすることは30kgに計量された米袋を取り除くだけ

子供の頃は数人の大人たちが走り回って作業をしていた
近所同士 助け合っての作業だった

これらの機械を動かすために三相電力(動力線)単相200v
単相100vの3人の助っ人が助けてくれている

2011年11月25日金曜日

ホーレンソウ バトンリレー

左の畝から収穫が終わってきています
終った畝の僅かの草を「草削り」鍬で除草

綺麗になった畝に育苗ハウスで育てているホーレンソウ苗を定植します
こうすると冬の間に2回収穫が出来春には夏野菜を植えられます

この畝に種子を蒔いたのでは年内にやっと芽が出る位です
すると収穫は彼岸の頃になり大量のホーレンソウが出回る
時期と重なり安くなってしまいます

ホーレンソウの後作ばかりでなく収穫の終わったキャベツ 大根
カリフラワーなど空いている畝にホーレンソウを植えていきます

少ない土地でも有効利用することによって
収入を増やすことが出来るのです

2011年11月24日木曜日

ブロッコリーの腋芽

カリフラワーは収穫が終わると株を整理するが
ブロッコリーはそのままにしておく

すると次々に脇芽がでてくる
その先に小さな花芽(ブロッコリー)を付ける

この小さなブロッコリーを集めて束ねると
ブロッコリー 一個分が収穫出来る

ブロッコリーには頂花房収穫オンリーの品種と
脇芽も収穫出来る品種がある

この写真は後者でタキイの「ハイツ」という品種です
家庭菜園用にはうってつけの品種です

脇芽も立派なものを収穫しようと思えば
肥料を多めに施しておかねばなりません

先日の初霜で咲き始めた皇帝ダリアが萎れてしまいました
沢山の蕾が付いているのに残念でした

2011年11月23日水曜日

生姜の収穫

昨日は冷え込んできたので急いで生姜を掘った
前年と同じ庭先の井戸の傍の畑に植えた

今年は暑い日が多かったのか生育は盛んで
草丈は例年に比べて5割は大きかった

種イモを1kg買っていたので食べきれない量が出来た
何人かにオスソワケをした

大部分は冷凍庫にしまっておき生姜湯をしたり
一年間料理の脇役として活躍してくれる

風邪を引きそうになってくると生姜の出番
甘酢漬けも少しだけ作りました 

これはスライスした生姜に塩をふりかけて休ませています
紫蘇をいれた梅酢に入れると紅ショウガになります
また薄くスライスしたものを茹でてから
甘酢に漬けこみました すると薄いピンク色に発色します
いわゆる「ガリ」になるのです

2011年11月22日火曜日

キュウリ奈良漬け作り

先日キュウリの最終の収穫をした
そのうち13kgを12%の塩漬けにした

竹のザルに上げて一日風に当てて乾かした
それを酒粕に砂糖みりんを加えて練り込む

プラ桶の底に酒粕を敷き詰めキュウリをならべる
そして酒粕を載せゴムヘラで伸ばす
この作業を繰り返して漬けこみは終了する
塩分が少ないから一か月少々すれば食べられるようになる

夏に奈良漬けをする時は20%の塩漬けにする
そうするととても塩辛いので漬け直ししなければならない

農家だから原料代はかからなくても粕代が高いので負担になる
12%の塩分ならば漬け直しの必要はない
厳寒期に向かっていくので奈良漬けが酸っぱくなることもない

昔 白ウリを作って名古屋の漬物老舗店に出荷したことがある
社長曰く「2年間に酒粕に7回つけなおす」と・・・・・

この会社の奈良漬け まるで「サシミ」のような値段
「銀座」の店が一番良く売れるそうです・・・・納得

2011年11月21日月曜日

有機農業の学習会と農業体験

11月20日上記のような会を催しました
遠くは広島市の西 廿日市市からの参加者もいました

まずは腹ごしらえ みんなで餅を搗きました
アンコ餅とあおにぶ大豆で作ったウグイスキナコ餅

サトイモたっぷりに人参牛蒡 家の周りで採れた
シイタケ ヒラタケ ナメコそれに豚肉を入れての「いも煮」

手作り味噌で味付け 美味しいと言って
6杯も お代わりした人がいました

次に農業体験 圃場に行って白菜の収穫
大きいものは4kgを越しておりお土産にしてもらいました
第2圃場ではホーレンソウ サラダミズナ ラディッシュを摘み
これもお土産 今夜はサラダになるでしょう
どの野菜も葉が厚く光沢があり全てがよく揃って生育しており
皆さん異口同音に驚いていたようでした

今日の会を通じて有機農業の素晴らしさを
少しでも伝えることが出来たのではと思っています

大変好評だったようなのでこのような会を
機会をみて開きますので次回もご参加下さい

2011年11月20日日曜日

ナメコ茸

朝夕冷え込んでくるとナメコが顔を出してきた
シイタケはゆっくりと成長するがナメコとヒラタケは早い

アッと言う間に傘が開いてしまう
だから この茸は裏庭に伏せ込んでいます

手入れが悪かったのか今年は発生量が少ない
良く菌が回っていると原木全体がナメコで覆い尽くされる

そのようなときは食べきれないので一回に使う量を
冷凍にしておくといつまでも食べられる

今年も桜の木(原木)を早めに用意しておこう
春になってから切ったのでは菌のまわりが悪いようです

皇帝ダリアの花数が少しづつ増えています

2011年11月19日土曜日

会員へ野菜産直便

毎月20日に会員へ野菜を送っています
今月は20日が都合が悪いので2日早く18日に発送しました

送った野菜は白菜 キャベツ サトイモ レタス カリフラワー(またはブロッコリー)
南瓜 サラダみずな 大根 ホーレンソウ カブ ラディッシュの11種
ユズ2個スダチ3個はサービス品

今月の11種の野菜代金は2000円 それに送料(クロネコ)が掛かります
先月から3名の会員が増えました 

まだ余裕がありますのでご希望のお方は
ブログメールでお申し込みください

私の野菜は一切の化学肥料は使わず
全て有機肥料で作っています

私の野菜作りのポリシーは
「安全 安心 本物作り」です

来月はモチや黒大豆など正月用品が入るので
高くなります(毎月一定額ではありません)

代金支払いは前金を入れておき清算するプリペイド会員と
毎月「その都度」支払をする会員がいます

入退会も支払方法も全く自由です

2011年11月18日金曜日

皇帝ダリアの開花

仕事をしながらラジオを聞いていると
「皇帝ダリア」が咲いたというニュースをよく耳にしました

我が家の皇帝ダリアもやっと咲き始めました
とにかくノッポで草丈は5mほど伸びています

高いだけにひと際目立ちます
高い所から見下げるように咲いています

まだ数輪ですが満開になると圧巻だろうと思います
皇帝ダリアの花色はどの写真や映像を見てもみんな同じ色

その点からも珍しい花です
他の色をご存じのお方は教えて下さいませんか

2011年11月17日木曜日

艶やかな白菜

この写真は昨日の午後3時に写したものです
傾きかけた西日に葉が艶々と光っています
(画面をクリックしてご覧下さい)

写真では分かりませんが葉は肉厚でベト病等の病害は全くありません
種子を蒔いてから一度も殺菌剤は使用しておりません

今秋のように暖かくて雨の多い年は病気がよくでるものです
でも こんなに丈夫に育っているのは「土作り」の成果です

人間の健康にとって着色料や防腐剤などの化学物質が悪いように
野菜にとっても化学肥料などの化学物質は良くありません

人間にとっても野菜にとっても健康の基本は
全く同じと言うことが出来ると思います

落ち葉ほど土作りに良いものはありません
冬の間に集めた落ち葉の量が夏野菜の成果に比例するようです

2011年11月16日水曜日

白菜の出荷

何年も白菜出荷の荷姿はこのようにしていました
ところがお客さんが選ばれる過程で白菜が上下左右に動く

すると葉が破れて見栄えが悪くなり売れ残るものがでる
それで 店長からポリ袋に入れてほしいとの要請

そこで色んなサイズの袋を用意した
そして このように「袋入り」の荷姿にした
こうしておけば最後のお客さんでも綺麗な白菜を買うことが出来る
そのことが完売に」繋がり双方にとって 良いことになる

お客さんあっての野菜作り 安全、安心、本物作りに加えて
荷痛みしない包装は最後の仕上げです

2011年11月15日火曜日

キュウリ収穫最終回

昨日で今年最後のキュウリを収穫した
露地で作っていたものでハウス栽培ではありません

前回収穫してから3日目に取りに行った
そんなには無いだろうと 高を括っていた

ところが収穫してみると約20kg 驚いた
近くに嫁いでいる娘に取りにくるように電話した
やってきた娘は今頃キュウリがあることに驚いていた

今はキュウリは品薄で高値に販売できるが売らないことにした
出来るだけ「奈良漬け」に加工しておこう

今の時期は気温が下がっているので12%の塩漬けでも大丈夫
5~6日漬けて1日陰干しして砂糖や「みりん」を加えた酒粕に漬け込む

新年を迎えたらボツボツ食べられるようになる
とても2人では食べられない 
羽根が生えて あちこちにと飛んでいくことだろう

2011年11月14日月曜日

春菊栽培

空いているハウスがあるので久しぶりに春菊を植えた
これは摘み取り方式の栽培法です

条間 株間とも20cmです 大葉春菊と中葉春菊を1;2の
割合で植えています

地元では大葉が好まれ 関西地区では中葉が
人気があると聞いています

中葉のほうが寒さに強くて作り易い 匂い(香り)も中葉のほうが
強く 好き嫌いがはっきりと分かれる

大葉は香りが少ない分 万人向きかもしれない
植える比率を逆転しておいたほうがよかったのかも・・・・・・

間もなく霜が降ってくるので早めに天張ビニールを
掛けて保温をしなくてはなりません

大葉春菊 
中葉春菊


2011年11月13日日曜日

ホーレンソウの収穫

雨が多くて気温が高い日が続いている
ホーレンソウが急速に大きくなってきて収穫に追われる

ホーレンソウを作り始めたころ 困ったことが起きた
それは 間引き 草取り 収穫調製に多くの時間がかかることであった

この3点を解決したのが288穴のプラグトレーで苗を作り
畝に5条定植する方法です

収穫適期になると1株おきに収穫 残った株は
横に広がって より立派になる

束ねるにも 早く出来る
2人で1時間に60束以上出来る

このホーレンソウの収穫が終わるとハウスには次の
苗が出来ている

すると冬にもう一度収穫することが出来る
植え付け方式で圃場を2倍に有効に使える

収量が増えてきたので今日から
販売価格を1束あたり20円値下げします

2回目に蒔いたラディッシュが収穫最盛期です
赤くて綺麗な色は目立つのか 毎日完売です

2011年11月12日土曜日

ブロッコリーとカリフラワー

今の時期になると秋冬野菜がたくさん取れるようになった
今秋は雨が多くて温かい日が続くので一時高騰していた値段も落ち着いてきた

今朝から少しですが この2種が出荷出来るようになった
ブロッコリーのほうが例年よく売れています

どちらもキャベツから品種改良されたものだと聞いています
そう言えば葉の形は違いますが肉質は同じです

よく売れるブロッコリーだけ作れば良いのですが
私はどちらかと言えばカリフラワーのほうが好きなので・・・・

これからラップして道の駅への出荷です

2011年11月11日金曜日

稲ワラ搬入

20日ほど天日干し(ハゼボシ)していた稲を扱いだ
そして稲ワラの搬入です

この田には軽トラが乗りこめないので
農用運搬車(トップカー)の出番となる

時には軽トラよりも便利です
積載量は軽トラは350kg 運搬車は500kg

軽トラの入って行けない狭い道でも大丈夫
三輪だから とても小回りが出来ます

それに この運搬車には油圧ダンプ装置が付いている
土や堆肥を運ぶには とても重宝しています

10アールの稲ワラを2回で運べます
稲ワラは堆肥や野菜の敷きワラに使います

稲刈りの終わった田んぼにはレンゲが生えていて
来年の米作りに備えています

レンゲで土作りをして米作りのスタート
安全でおいしい米作りの原点です

このようにレンゲが生えています
春にはレンゲの花盛りとなります
こんな田圃は見られなくなってきました

2011年11月10日木曜日

稔りの秋

趣味で家庭果樹を色々植えています
孫がやって来ると「爺ちゃんちは果物屋さん」と言います

これは「キンカン」です 当地は寒いので完熟しません
一本の木に1000個以上も成っていて枝が垂れ下がってきました
身の程も知らずに成るのでミシラズ(身不知)柿と言います
先日大きな枝が裂けました
植栽後5年のスダチ 数十個なりました

去年は大豊作だったので今年は裏年ですが
やや少ないので間引いたように良い大きさのユズになりました

富有柿  夏に間引いたのですが シダレ柳のようになりました

アタゴ柿 高い枝は間引けなかったのでご覧のとうり
この柿はまずいのか虫もつきません
晩生の柿で年末から新年にかけて食べられるのはこの柿だけです

キウイ 間もなく収穫です 密封容器にリンゴと
一緒に入れておくと甘くなります たくさんのジャムが作れそうです

お近くの方 おいで下さい 差し上げますよ
(販売用ではないので・・・・・)

2011年11月9日水曜日

ナバナ失敗

私はナバナを野菜としてよりは むしろ花として作っています

例年タキイから一代交配種の種を買っていた
ところが今年は買い忘れていたので近くのホームセンターで買った

妻が沢山の苗を作っていたのでマータイさんではないけれど
「もったいない」ので野菜として出荷しようと植えた

例年と どうも生育スタイルが違う
早々と蕾を出し花が咲いてきた

なんと貧弱でお粗末なことか これでは売り物にはならない
そこで全部引き抜いた

私は野菜作りについてよく聞かれる その時言っていることは
「種子は高くてもよいものを買いなさい」と・・・・・・・

2011年11月8日火曜日

ワケギ

このワケギは10月に入ってから定植しました
いつもは9月中旬にしているのですが今年は遅れてしまいました

それに6月に掘り上げた種球をトタン小屋に放置していました
ワケギは暑さに遭うと早く芽を出してきます

芽の出た種球を遅く植えた ダブルパンチです
だから ご覧のように貧弱な芽が出ています
欠株も出ています トリプルパンチかな

収穫予定は2月下旬から3月上旬を予定しています
それまでには しっかり手入れをして立派なワケギに
育ててみたい・・・・・出来るかな?

2011年11月7日月曜日

冬どり人参

当地では冬どり人参の播種は8月一杯には終わらなければならない
今年は作業の遅れから9月10日にもなってしまった

この品種(京都 「まるたね」の「冬輝」)は寒さに強く
低温下でも成長を続ける

いくら そういう品種であっても蒔き時期を失すると
致命的になる

早目に草取りをして有機液肥を薄めて3回施肥
そして発酵させた菜種粕を散布して軽く耕した

最近の高気温と雨が多いので順調に生育が進んでいる
この調子だと年内の収穫が出来そうだ

でも喜んでばかりいられない
ホーレンソウ等の葉物野菜の生育が進み過ぎて
年末年始のころ品薄になりそうです