2010年12月30日木曜日
2010年12月29日水曜日
2010年12月27日月曜日
2010年12月26日日曜日
2010年12月25日土曜日
クレソン
集落のはずれ数キロ奥入った所に
「赤松山」国有林があります
国有林は分水嶺になっていて
そこから流れ出る清流は集落を東西に貫流している
6月になるとホタルが群舞して壮観です
小魚も多く生息しており時には「オオサンショウウオ」を
見かけることがあります
その川に数年前より見知らぬ草が生えてきました
まるで核分裂を起こしたように繁茂していきます
そして春先になると水面が見えないほどに
川を覆い尽くします
千切れた茎が流されて下流域に繁茂するのは
理解できますが上流に向かっても広がっていきます
こんなに繁殖力の旺盛な植物を見たことは
ありません
この草は「クレソン」でした
束ねて「道の駅」に出荷すれば売れるかも・・・・・・
でも 冷たいから止めておきましょう
2010年12月24日金曜日
2010年12月23日木曜日
ちぢみほうれんそう
これは「ちぢみほうれんそう」といって寒波に遭うと
このように縮んで甘みを増してきます
このようなホウレンソウを作ってみたいと言う人を募って
新見市新郷高瀬の山本さんのハウスを視察しました
参加者は35名 視察の時間には雨が降ってきましたが
ハウスの中での視察なので助かりました
このホウレンソウは9月の初めに蒔いて大きくなってから
ハウスの裾ビニールを持ち上げて寒さに遭わせました
するとこのように縮んで甘みを増してくるそうです
一般のホウレンソウに比べて倍の価格で取引されているとの事でした
作り方も荷造りの仕方も従来のものとは全然違うので
今日の視察は大いに勉強になりました
先日この種子を手に入れハウスに試作にと
蒔いたところ発芽し始めました
適期蒔きでないので どうなることやら・・・・・・・
2010年12月22日水曜日
シクラメン
この2鉢のシクラメンは玄関のテーブルに飾っている
昨年はピンクのシクラメンを置いていた
その球根への水やりを忘れていたので
いまやっと葉は10数枚展開しただけなので花は可なり遅くなるだろう
そこで2鉢買ってきた 右はホームセンターで698円
左は道の駅で1500円でした
買ってきてから肥料や水を与えている
葉数が増え花も多くなった
地中海沿岸が原産地で根(塊根)をブタが好む
英名をソウ・ブレッド(豚の饅頭)というが
綺麗な花に相応しくない
ある婦人が「かがり火のようですね」と言ったのを
効いた牧野富太郎博士は「かがり火花」と命名
でも「かがり火花」と言って分かるひとが
どれほどおられるだろう
後方の緑の葉は「ニオイバンマツリ」です
5月に咲き始めると家の中は
ジャスミンの香りで満たされます
2010年12月21日火曜日
金柑
金柑を井戸の傍に植えてから10数年になる
樹高は2mを超している
今年は実の付きが少ない
昨年は枝が垂れ下がる程に成ったので
裏年になるのだろう
キンカンの花は5月下旬に木全体に咲かせ
爽やかな香りが何とも言えない
この花が実を付けたらキンカンは枯れると思う
実はほんの僅かしか付かない
2回目の花が7月に5月の3分の1程咲く
その花が落ちると小さな実が一杯見えるようになる
黄になっているのは5月に咲いた花
青いのは7月に咲いたものである
レモンもダイダイもこのような成り方をするらしい
青い実はこれからの寒さでダメになってしまう
暖かい地方ならば全部熟れるのだろうが・・・・・・
樹高は2mを超している
今年は実の付きが少ない
昨年は枝が垂れ下がる程に成ったので
裏年になるのだろう
キンカンの花は5月下旬に木全体に咲かせ
爽やかな香りが何とも言えない
この花が実を付けたらキンカンは枯れると思う
実はほんの僅かしか付かない
2回目の花が7月に5月の3分の1程咲く
その花が落ちると小さな実が一杯見えるようになる
黄になっているのは5月に咲いた花
青いのは7月に咲いたものである
レモンもダイダイもこのような成り方をするらしい
青い実はこれからの寒さでダメになってしまう
暖かい地方ならば全部熟れるのだろうが・・・・・・
2010年12月20日月曜日
2010年12月19日日曜日
2010年12月18日土曜日
2010年12月17日金曜日
今年の我が家の漢字
今年は9月になってから猛暑日を更新するなど焼けつくような日々が続いた
今年の漢字として「暑」が選ばれたことは実感として適切だと思う
異常とも思われる高気温は自然界に少なからず影響を与えた
今夏は野菜の高値が続いた
秋野菜の植え付け時に高温が続いたため秋冬野菜にまで影響がでている
山ではシバグリやドングリの実付きが異常に少なくイノシシやシカの被害は
目に余るものがあった
我が家では夏には4アールの南瓜が網を破ってイノシシが侵入
アッという間に食べられてしまった 秋には9アールのモチ稲は
電柵を押し倒して入られ、これも全滅
「大漁だ 大ばいわしの大漁だ。はまは祭りのようだけど 海の中では
何万のイワシのとむらいするだろう。」(金子みすず)
南瓜も稲も食べられてしまったのは残念だけど
エサ不足の獣たちに食べ物を振る舞ったことにしよう
2010年12月16日木曜日
荒神様
荒神信仰は瀬戸内地方を中心に岡山県は
突出して多かったらしい
私の集落にも山の中腹二か所荒神様を祀った
祠があり12月15日は荒神様の祭りの日であった
その日は甘酒が振る舞われたので「甘酒祭り」と
言っていた
小学生のころ授業が終わると早く甘酒を飲もうと
皆で走って帰ったものです
境内は大人や多くの子供たちでごった返した
甘酒を何杯飲んだと競い合った
今は甘酒を作る人も飲む人もいなく
駄菓子をお供えして代用している
お参りする人は年寄りばかり
このお祭りもいつまで続くのだろう
子供のころ楽しかった行事がだんだんとすたれて
行われなくなった
集落の戸数は私の子供の頃から15戸減った
日々過疎化してきている
でも中学生以下の子供が15名いる
それらの子供らはスクールバスで通学している
道草も大人と挨拶も交わすことが無くなった
何となく複雑な気持ちになります
突出して多かったらしい
私の集落にも山の中腹二か所荒神様を祀った
祠があり12月15日は荒神様の祭りの日であった
その日は甘酒が振る舞われたので「甘酒祭り」と
言っていた
小学生のころ授業が終わると早く甘酒を飲もうと
皆で走って帰ったものです
境内は大人や多くの子供たちでごった返した
甘酒を何杯飲んだと競い合った
今は甘酒を作る人も飲む人もいなく
駄菓子をお供えして代用している
お参りする人は年寄りばかり
このお祭りもいつまで続くのだろう
子供のころ楽しかった行事がだんだんとすたれて
行われなくなった
集落の戸数は私の子供の頃から15戸減った
日々過疎化してきている
でも中学生以下の子供が15名いる
それらの子供らはスクールバスで通学している
道草も大人と挨拶も交わすことが無くなった
何となく複雑な気持ちになります
2010年12月15日水曜日
タクアン本漬け
干していた大根が抜いた時の目方の半分になった
平仮名の「の」の字まで曲がるようになった
このタクアンは夏を越して年末まで利用する
漬けた大根は80本32kgです
長期保存するために大根の目方の7%の自然塩を使った
「沢庵漬けの素」を半分 糠は多めに使った
ザラメは2.5kg これも多めです
重石は約60kg載せた
水が上がって来るに従い重石を軽くしていく
最終には数キロにする
タクアン漬けは生きもの 上手く乳酸発酵に持っていく
下手をすると腐らしてしまう
漬け上がったものをそのまま食べても美味しいが
縦 横に4つに割って奈良漬けにする
薄くスライスして塩分を抜き「煎り炊き」する
「煎りこうこ」と言って格別の美味しさ
一年間を通じて食べられる野菜は大根以外
無いような気がする
平仮名の「の」の字まで曲がるようになった
このタクアンは夏を越して年末まで利用する
漬けた大根は80本32kgです
長期保存するために大根の目方の7%の自然塩を使った
「沢庵漬けの素」を半分 糠は多めに使った
ザラメは2.5kg これも多めです
重石は約60kg載せた
水が上がって来るに従い重石を軽くしていく
最終には数キロにする
タクアン漬けは生きもの 上手く乳酸発酵に持っていく
下手をすると腐らしてしまう
漬け上がったものをそのまま食べても美味しいが
縦 横に4つに割って奈良漬けにする
薄くスライスして塩分を抜き「煎り炊き」する
「煎りこうこ」と言って格別の美味しさ
一年間を通じて食べられる野菜は大根以外
無いような気がする
2010年12月14日火曜日
2010年12月13日月曜日
大根の出荷
これは大根出荷の荷姿です
カラーは「宇野農園」のシールです
品種は青首大根のさきがけとなった
タキイ種苗の「耐病総太り」でとても古い品種です
大根で思い出す事が一つ
「男性料理教室」のことです
この教室は60歳以上の男性が対象ですが
人数が足らないので50代後半でしたが参加しました
私は料理が趣味ではありませんが包丁を持ったり
台所に立って美味しい料理を作るのが好きです
包丁をたくさん持っていてカミソリのように研いでいます
大きなブリ ヒラメの5枚おろし 鯉のアライ等なんでもこなします
料理教室で私の担当は「風呂吹き大根」でした
レシピを聞かなくても出来るのですが栄養士の
指導のとうりに作りました
驚いたのは大根が煮ても煮ても なかなか軟らかく
成らないのです
有機肥料だけで作る私の大根と一般栽培のものが
こんなに差があることに驚きました
あれから10年余り 男性料理教室には
参加した事はありません
2010年12月12日日曜日
白菜の出荷
白菜の早生種の出荷は終わった
今日から中手種へバトンタッチ
早生種は2.5kg前後で丁度良い大きさで
あったが3kgから4kgを超すものまである
同じ単価では高くなるので単価を抑えて値段を付けた
大きい割には少しだけ安い値段になった
大きい割には安いと買ってくださる人
重たいから買わないと言う人
どちらが多いかな 夕方には結論が出る
スーパーで売るには大きすぎる
だから市場出荷では買いたたかれるだろう
その点直売所は有難い
直接お客さんと会わないけど野菜を通じて
man to manで売っているようなもの
私の出荷する野菜には全て「宇野農園」の
シールを付けて出荷している
それには住所はもとより電話番号も載せています
粗悪なものを出荷してシールを貼ると逆効果です
私の野菜ならばなんでも買って下さるお客さんが
おられます 全ての野菜を有機肥料だけで作っているので
食べてみて美味しいからでしょう
箕面市の農産物直売店「彩菜みまさか」の
小倉店長は「宇野農園の野菜はこの店のブランド品」と
言って下さる お客さんに喜んで貰える事は何よりも嬉しいことです
2010年12月11日土曜日
2010年12月10日金曜日
サトイモの親イモ
これは私が作っているサトイモ「東京土垂れ」の親イモです
この品種は親イモも茎(ズイキ)も食べられる
サトイモは多くの品種があるがこの品種は
とても美味しい上に収量が多い
親イモの味はやや粉質で固いので
私は食べません
捨てるのはもったいないので
来年の種子イモとして利用します
親イモをこのように綺麗に掃除して
南向きの畑に深い溝を作って親イモを並べます
この上にモミガラを掛け土を戻し
こんもりと盛り上げ雨や雪融け水が入らないように
ビニールを掛けます
春掘りだしたら4つに分割して
切り口をよく乾かして芽出しをして
定植します
メインに植え付けるのは子芋ですが
4分割した方が子イモより大きいので
大きな芽が出て収量が多いのです
2010年12月9日木曜日
2010年12月8日水曜日
ホーレンソウの定植
一昨日は種子 昨日は苗作り 今日は
定植後の生育状態です
条間は17.5cm株間は10cmです
反当(10アールに付き)36,000株植えています
平均的に6株で200gの束になります
反当たりで6,000束収穫出来ます
広く植えているので がっちりした株に育ちます
だから収穫調整がとても早くできます
夫婦で1時間に100束作ることが出来ます
蒔いて作ったホーレンソウでは20-30束が限度です
私のホーレンソウ作りは大変手間がかかっているように
みえますが全労働時間は短く収量は安定しており
秋から冬にかけて2回収穫出来るので
収益性も高いのです
それに軽量野菜なので高齢者向きの野菜です
(ちなみに私は来月69歳 妻も同い年です)
2010年12月7日火曜日
ホーレンソウの育苗
ホーレンソウは種子を蒔いて作る野菜で
苗を作って植える野菜ではありません
ところが私は苗をつくって植えていますが
それは次のような理由からです
1)ホーレンソウ作りは間引きと草取りに
かなりの時間を要します 植えると
間引きの必要はなく草が生えてもホーレンソウの
方が早く大きくなるので草取りの作業はなく
したがって除草剤も要りません
2)圃場の有効利用
収穫後すぐに苗を植えるので年内に2回
収穫できます 種子を蒔いていたのでは
年内にやっと生えてくるだけです
3)植えると言っても畝の上に付けたスジに
ホーレンソウの根鉢を押しこむだけです
4)揃ったホーレンソウが出来るので収穫
調整が楽で時間がかからない
288穴(12x24)のプラグトレーを使って
いつでも定植出来るように
育苗用のハウスで常時苗を作っています
2010年12月6日月曜日
ホーレンソウの種子
ホーレンソウは菠稜草と書く 法連草は当て字
これは「ペルシャの葉」ということを表している
原産地のペルシャ地方は雨が少ない乾燥地です
ホーレンソウは発芽すると地中深くの水分を
求めて直根を伸ばしていきます
乾燥にはとても強い野菜だからいくら日照りが
続いても枯れる事はありません
逆に湿害には弱く地下水位の高い圃場では
畝を高くして作らなければ生育不良になります
日本にやってきたホーレンソウは秋蒔きとして
進化 ヨーロッパへ渡ったホーレンソウは
春蒔きとして進化しました
春に日本種を蒔くと直ぐにトウダチしてしまいます
西洋種はトウダチしにくいのですが味が悪い
現在のホーレンソウの種子は両方の長所を持った
交配種が主流になっています
今まで色んな品種を作ってきましたが
たどり着いたのがこの種子です
晩生種でゆっくりと大きくなり葉が厚くなり
軟らかく甘みがあって美味しいホーレンソウです
この袋には「3万粒入り」と書いてあり
フランスで作られています