2010年9月6日月曜日

農家個別所得補償制度

写真は昨日の続きです 稲の中まで蓮が入ってきました

友人が「米を作っている農家は1反(10アール)に15000円貰えるそうで、いいなぁー」
と言いました 私もそれだけ頂ければ米価も年々下がっており助かると思いました

ところが問屋はそんなに簡単には卸してくれません
政府が指示する減反面積(42%の水田で米を作らない)を達成して
それから自家用米(1反)を差し引いて残りの水田に15000円をくれるのです

私の集落には51戸の農家がありその内19戸は高齢化等により農業を止め
32戸が米を作っています

この制度で恩恵を受けるのは4戸で補助金総額は61800円です
民主党は農政の目玉と言っていますが余りにも現実離れしています

このことを「現実離れした個別補償制度」という意見で
地元紙(山陽新聞)に投稿したら載りました

私の集落は急傾斜な農地が多くそのハンディに対する補助金で
バックホーや運搬車を買って大いに利用しています

その補助金も現政権下では厳しい内容になり集落で
相談して対応するのが難しく辞退しました

何だか農政に見放された村になったようです
農村が瓦解する音が聞こえそうです

90数%の中小企業が日本を支えているように
中小農家が日本の農業を支えています

農村が潰れたら真に困るのは消費者です
農村問題は本当は消費者問題なのです

ハスの花からとても固い内容になりました
お読み下さり有難うございました
Posted by Picasa

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

農家に戸別所得補償の内容がよくわかりました。政策の誇大広告だったようですね。近所のいちじぢく農家に「今年は雨が降らないから、安心して収穫できるでしょう?」と聞くと、「毎日2時間近く、もいでは捨てている。」とのことでした。日照りの害だそうです。農業が出来なくなっている状況が、中からも外からも増えていますね。手をこまねいていることは、人災だと思います。

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