蛇の鬚は地面に這いつくばっている
ところが畑の隅っこに生えていた株は別物みたいに大きく成長していた
多分肥料分をたっぷり吸ったのであろう
髭というよりは髪のように長くなっていた
邪魔になるので鎌で刈っていると
株元からブルーの実が出てきた
まるで宝石のように光っていた
イヤリングかネックレスにもなりそうな美しさ
当地ではこれを「クスダマ」と呼ぶ
子供のころクスダマを弾にして遊んでいた
肥後守(小刀の一種)を使って女竹で
クスダマ鉄砲を作っていた
ブルーのこの実を見ると幼いころ遊んだ
懐かしい遊びを思い出した
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