2010年8月23日月曜日
イナゴ
野菜畑の隅っこに自家用に金ゴマを作っている
ゴマの害虫に葉を食いつくす「アゲハ」の幼虫がいる
幼虫と言っても「人差し指」ほどの大きさになり葉を食ってしまう
毎朝見回って見つけては捕殺している
農薬を使えばそんなに手間のいったことをしなくても良いのに・・・
農薬を使っていないからか昨日の朝はイナゴを見つけた
子供の頃はイナゴは田圃や畦道にいくらでもいた
今ではイナゴを一匹捕まえて来いと言われたら至難のわざかもしれない
農業者は農薬や化学肥料を使うことは当たり前のことと思っている
そのことが自然環境を破壊していることに気付かなければならない
農業は自然と二人三脚の仕事なのです
農地を壊すから作物が出来ないことに気付かなければなりなせん
そうかと言っても化学肥料や農薬を全廃すると
日本人の半分以上が飢え死にするでしょう
だから一方では化学肥料や農薬を認めなければならないのです
それは数千人の交通事故死があるからといって車社会を止める
事が出来ないと同じことでしょう 必要悪として認めざるを得ない
ところもあります
大規模な農業をしたり大きく移動しようとすると
必要悪を認めなければならないのです
私は小さな野菜専業農家として40年あまりやって来て
家を建て3人の子供を育ててきました
政府は専業農家を面積でくくろうとしますが
小さな農家を認めることで山間地の農地が守れるのです
イナゴから妙な話に展開してしまいました
3 件のコメント:
いかにして小さな野菜専業農家で生計を立ててこられたのか、これから新規就農する人へのアドバイスなどいただけたら幸いです(私は今春、新規就農しました)。
農業者は生産することには一生懸命になりますが
販売力が無い人が多いのです
消費者に喜ばれる物をつくり販売力を身につけることです
それは一般企業と全く同じです
良い物をつくっても販売力のない企業は倒産します
わたしのような小農が生き残れたのは市場や農協に出荷せず
すべてを自分で値段をつけて売ってきたからです
常に情報収集が大事(これも企業と同じ)
ご回答ありがとうございます。農業への思想、実際の栽培方法など大変勉強になります。これからも宜しくお願いします。
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