このイチゴ苗は「宝交早生」という品種です
昭和32年兵庫農試宝塚分場で交配して作られました
「宝」と「交」を1字づつ使って命名されました
作られて半世紀以上経っているのに未だに人気が衰えません
家庭菜園イチゴとしてこれ以上の品種が無いからです
イチゴは気温が15度以下になると花芽を作ります
5度以下になると休眠を始めます
品種によって一定時間以上低温に遭う(休眠する)と目覚めて
花を咲かせて実をつけます
春になってチューリップの球根を植えても
低温に遭っていないから花が咲かないのと同じ理屈です
宝交早生は5度以下の低温に500時間遭って目覚め
春になったら沢山の花を咲かせます
宝交早生以外の品種(さちのか さがほのか とちおとめ ひめそだち等々)は
促成用の品種で5度以下の低温に20-30時間遭えば花を咲かせます
これらの品種はハウス促成用に作られたイチゴで家庭菜園で
作ると草丈は大きくなりますがイチゴはほんの少ししか付きません
色々な品種のイチゴを楽しみたいと植えたら葉っぱは
大きくはなってもイチゴが付かなかった これは促成品種を
植えていたからです
家庭菜園用には宝交早生以外の品種は無いと言っても
過言では無いと思います
甘くて大きなイチゴを採るためには11月中ごろまでには
植え付けて年内に根を大きく張らせておくことが肝要です
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