2010年9月5日日曜日

コシヒカリと蓮


田圃の隅っこに田植えをした後 蓮を一株植えました
蓮はみるみる大きくなり10数輪の花が咲いています

雑草みたいに繁茂して稲の中にも咲いています
近所の人は「綺麗だね」と言ってくれますが
稲を襲わなければと心配しています

近所では2-3日の内に稲刈りが始まります
私は1か月後10月になってから刈り取りです

魚沼のコシヒカリが美味しくて人気が高いのは
豊富は川水の灌漑と魚沼地方は中山間地のため
昼夜間の温度較差が大きいからです

標高の高い地方で作られたブドウが甘いのも
この理由で長野県の巨峰が日本一の産地に
なったのも内陸性気候が後押ししています

米だって同じこと だから私は田植えを近所の
農家より1か月送らせて行い稲刈りを涼しくなってから
始めます

人間の都合で作物を作るのではなく
作物に合わせて人間が農作業をするのです

わたしは水稲にも化学肥料は使いません
除草剤以外農薬は使いませんが何も問題はありません

稲はバインダー(刈り取り結束機)で刈り
ハゼ干し(天日干し)します

こんな手間のいることを誰もしません
昔の田舎の原風景が現れます

他所で食べるご飯に美味しいのがありません
スローで贅沢な米作りをしています

田植前から予約済みで販売できる米はありません
「誠に申し訳 ございませんでした」
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3 件のコメント:

森本 さんのコメント...

お世話になっております。
今年は猛暑で稲もばて気味になっている中で
刈取りは、味に影響するかもしれませんね。
私のほうでは、集落営農での稲作りのため、宇野さんのように自分で時期を選べないのですが、いつか試してみたい
と思います。

宇野 岱宏 さんのコメント...

森本さんへ
後継者のいなくなった農村では水田を維持するためには
集落営農が良い方法だと思います
私は転作の世話係(営農改善組合長)を30年以上もしています でも集落営農には取り組みません
集落営農は個人の自由を奪います
個人を尊重するよりも全体を考えます
これは戦前の全体主義と似ています
自分の意のままに仕事ができる・・・
これが農業の醍醐味です

森本 さんのコメント...

今日、畑に植えていた赤米の刈取りをして、ハサがけしました。あと陸稲と黒米も植えてます。赤米、黒米はともに水稲用なのですができるかどうか試してみましたが、一応できました。陸稲はやはり強いです。全部糯米なので、自家消費用(昨年作った陸稲の玄米もちは結構美味しかったです)とほんの少しですが直売しようと思ってます。少しばかりですが、畑で作るのは、自分の思いが強いので、なんとなく愛着がわきますね。

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